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2014-08-06 20:03 | カテゴリ:スリップ
(※4度目のスリップ翌日)
 わけの分からない焦りから、苛立ちが増す。孤独感も強い。
 午前10時からのセカンドミーティングは、第④回『アルコール・薬物の生活への影響』だ。テキストには、
「あなたにとってアルコールを摂取する生活は、どんな良い点と悪い点がありますか?」
 という質問項目があり、飲酒生活の悪い点と良い点、お酒のない生活の悪い点と良い点をそれぞれ書き込んでいく。
 ―― こんなことをして、本当に意味があるのだろうか?
 お酒に逃げ続ける先に何があるのか、アタマでは分かっている。でも、コントロールできない。淡々と進められていくミーティングにも、どんどん虚しさを感じてしまう。週に1回、たかだか50分のミーティングで、いったい何がつかめるというのか。
 明日からは、このミーティングを担当している田村心理士のもと、僕のカウンセリングが始まる。これは僕がお願いしたことなのに、なんだか不安になってきた。僕が間違っていることも分かっている。でも、投げ出したくなる気持ちが勝ってしまうのだ。
 昼食後、2時間散歩を利用して例の公園へ向かった。コンビニで 500mlの酎ハイを今日は2本買い、公園のベンチで飲んだ。雨が落ちてきた。遊んでいた小さな子供たちが母親に連れられ公園をあとにしていく。僕はそのまま構うことなくベンチで飲み続けた。
 帰り道、スーパー柏ノ丘店の向かいで病院バスを待つ勝瀬さん、中山さんと実習の学生さんを見かけて合流した。散歩に出ていたそうで、米窪さんも一緒だった。ここからバスに乗って戻ったのは初めてだ。雨はとっくにあがっていた。


 午後4時、金曜の料理の打ち合わせをデイルームで行った。今回は病院スタッフを合わせて11人となる見込みで、前回「お誕生日会」で参加できなかった勝瀬さんも加わる。買い出しは明日の昼食後、午後1時のバスで、学生さんも一緒に出かけることになった。


 病院事務局から5月分の入院費の請求書が来た。105,000円と少し。限度額適用されてこの金額だ。10万円を越えると思っていなかった僕は、これでまたヘコんだ。父に連絡すると、「だいたいそんなもんだろう」と言っていた。
 週末の土曜日、一時外泊で帰宅することを併せて伝えた。日曜に兄が来られるかはまだ分からないという。
 問題は、土曜の夜に僕が飲まずにいられるかだ。牛本主任からは、院外自助グループのミーティングに参加して、そのまま実家に帰ることを勧められたが、それでは帰宅するのは夜10時近くになってしまう。父も母も寝ている時間だろうし、僕も何のために一泊するのかよく分からない。
「とりあえず、どんなかたちであれ成功体験をすることがいいんじゃないですか」
 と主任は言うが、僕にはそれが成功体験になるとは思えない。「ヤバいと思ったら、すぐに戻って来てください」と念押しされつつ、僕はとにかく外泊の申請をした。


 そのあとはベッドで眠ってしまった。夕食を取りに来ないので、心配した前上看護師が起こしてくれたのは午後7時過ぎだった。とりあえずベッドサイドにトレーを置いて、既に30分以上遅れて院内AA「ヒナドリ」のミーティングへ向かう。
 誰の話も聞こえてこなかった。僕も遅れたことをお詫びするだけで、特に話をしなかった。

 何かが違う。ズレている。
 たまらなくって、詰所でジアゼパムを貰って1錠飲んだ。
 その日の出来事をノートに書きとめるのも面倒になってきた。酔っ払っているときよりも、ノートの文字はのたうっている。何のために入院しているのか、分からない。
 

※文中における、病院および病院関係者氏名・団体名、地名等については、すべて仮名とさせていただいています。


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【ジャンル】:心と身体 【テーマ】:禁酒
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