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2014-08-03 23:10 | カテゴリ:スリップ
(※3度目のスリップから3日目)
 今日もベッドを出たのは午前7時過ぎ、ラジオ体操は参加できなかった。
 火曜日の僕のARPは午後1時半からのレクだけだ。空いていたエアロバイクの負荷が軽いため、いつもの倍のペース、30分で20㎞走破を目指す。ということは、時速40㎞でペダルを漕がなければならず、30分を少し越えてしまったが、いい具合に汗をかくことはできた。途中、一宮OTからバレーに誘われたが、今日も遠慮する。それにしても、ろくに目も合わさずに手を振るだけのぞんざいな断りかたをしてしまった。レク終了後、ほかの患者の用件でたまたま53号室を訪ねてきた一宮さんにお詫びしたが、
「また気が向いたら一緒にバレーやりましょうね、サトウさん」
 と言われ、今度は曖昧な返事をしてしまった。どうしても、自信が持てないのだ。

 土曜日に実家へ外泊しようと考えているが、飲まずにひと晩過ごせる自信はない。というより、正直僕はほとんど飲むつもりでいる。日本酒半升のパックくらいはいけるんじゃないか。
 ただ、外泊申請後に気が変わって外泊を取りやめたくなったときに、日曜だけの一日外出とかに変更することは可能だろうか。デイルームで、たまたま近くにいた小里看護師に訊いてみた。
「不可能じゃないですけど、きちんとプランが立たない状態で外泊申請するのはあんまり賛成できないなあ…」
 言われてみればその通りだ。僕は、初めての外泊で飲まない自信がないこと、そうはいっても退院後の生活を考えるとそろそろ外泊訓練をしないといけないと焦っていることを正直に話した。
「うーん…」
 と、戸惑いを隠すことなく小里看護師は少し考えたあと、
「土日の外泊申請は金曜昼までだし、木曜に回診もあるから、先生やほかの看護師にも相談してみてください」
 と答えた。いささか投げやりな感じがしないでもないが、看護師としては、飲むかもしれないと前置きしている患者を「そうですか」と外泊に送り出せるわけがない。彼女を困らせるだけで、余計な告白までしてしまったことを後悔した。

 今日は植中さんと久しぶりに西町19丁目教会のAA「つぐみ」へ足を運ぶ予定だった。僕が麻友美さんに誘われて行った、最初の院外自助グループだ。けれども昼過ぎから雨脚が強くなり、植中さんから「今日はやめようか」と言われてそれに従った。僕は雨でも一向に構わないのだが、最初に行った日以来顔を出していないグループなので、とてもひとりで行く勇気はなかった。

 ところがいざ夕方になると、雨はあがっていた。こうなると、良くない衝動にかられてしまう。夕食の時間になり、ベッドサイドのテーブルに食事トレーを置いたまま、「ちょっとコンビニへ」と2時間散歩の届けを渡して外へ出た。先週金曜の夕食の際、院内AAに行くのに使った「1時間以上かけて食事する」の悪用だ。食事は取り置きではないから、病棟へ戻ったときに詰所へトレーを受け取りに行く必要がない。お酒の臭いがしても気付かれる心配がないということだ。
 病院の隣にあるコンビニで、携帯料金の支払いをして、パンとチョコとそれから 500mlの酎ハイを1本買った。近くの小さな公園でそれを飲み、空き缶をまたコンビニのゴミ箱へ捨てて小1時間ほどで病院へ戻り、そして何もなかったように夕食を摂った。食事をすれば飲酒欲求がある程度収まることを分かったうえで、あえて食前での行動だった。

 ―― 俺は何をやっているんだ。


※文中における、病院および病院関係者氏名・団体名、地名等については、すべて仮名とさせていただいています。


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【ジャンル】:心と身体 【テーマ】:禁酒
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